CC―Link協会(CLPA)は、7つ目の支部として、インドのデリーおよびプネに「CLPA―india」を19日から開設した。これにより、インドでのCC―Link普及に向けたプロモーション活動を活発化させる。
インドはアジアの新興国の中でも、製造業などの進出が旺盛で、日本からも自動車産業などをはじめとして、生産拠点を立ち上げる企業が相次いでいる。
CC―Linkは、2000年に三菱電機などが中心となって開発された日本発のオープンフィールドネットワーク規格で、アジア市場中心に海外でも採用が拡大しており、CLPAのパートナー企業も現在1742社に達している。その約3分の2にあたる1149社は海外企業となっている。海外支部の開設は、01年から韓国、台湾、米国、欧州(ドイツ)、中国、ASEAN(シンガポール)の6つの国・地域で順次立ち上げ、活動している。このうち、韓国、米国、欧州、中国には、パートナー企業が開発した装置がCC―Linkの規格を満たしているかを検証するコンフォーマンステストセンターも設けており、現地で迅速に検証が行える体制も整えている。
CLPAでは、現在インドに4社あるパートナー会社をさらに増やすとともに、CC―Link対応製品の拡販および開発を支援し、インドでの浸透に取り組む。