横河電機の子会社、韓国横河電機は、インドネシア・チレゴン市に建設されるクラカタウ・ポスコ社製鉄所の自家発電所向け制御システムをポスコICT社から受注した。この発電所は製鉄所で発生する副生ガスを燃料とし、10万KWの発電ユニット2基で構成。操業開始は2014年4月の予定。
受注したのは、ボイラの制御と、ボイラとタービンの付帯設備の制御を行う統合生産制御システム「CENTUM VP」で、13年1月に1基目を出荷する。
同社は、高炉ガスやコークスガスなどの副生ガスを燃料とする製鉄所の自家発電設備向けに世界で50システム以上の納入実績があり、クラカタウ・ポスコ社の韓国側親会社であるポスコ社には、光陽製鉄所の10万KWの発電ユニット9基で制御システムを納入した実績がある。