セフティデンキ(東京都中野区松が丘2―33―17、TEL03―3950―3134、高橋信房社長)は、アルマイトと同等以上の熱放射性能を持つ透明性放熱塗料「UNI Cool」(合同インキ製品)の取り扱いを開始した。塗料タイプはラッカー、焼き付け、水系、シリコン系焼き付けをそろえている。
電気・電子機器や装置は半導体、電子部品が高集積化しているため、故障の原因の過半が部品の発熱によるものとされており、ファンや放熱板を取り付けて放熱させている。この熱対策はエレクトロニクス産業にとり喫緊の課題になっている。
透明性放熱塗料「UNI Cool」は塗工することで基材や周囲温度を下げられる。また、環境温度の低い側へ熱放射する特性や赤外線を吸収する特性を備えている。
全光透過率は90%以上と高い。LEDライトのリフレクターへの塗工も可能で、従来不可能であった照射方向への熱放射が実現できる。しかもアルマイトと同等以上の熱放射性能を持っている。
こうした性能により(1)従来できなかった箇所への放熱対策が可能(2)多様な塗装方法に対応可能(3)ピンポイントでの塗装もできる(4)自然乾燥タイプもそろえており、従来塗工できなかった基材へも放熱対策を講じられるなどの特徴を持っている。
主な仕様は次の通り。
▽塗装方法=スプレー・ディップ・コーターなど▽適用基材=金属・プラスチック・フィルム▽熱放射率=約0・9▽熱伝導率=0・45w/mk。