横河メータ&インスツルメンツ(東京都立川市栄町6―1―3、TEL0120―137046、金子洋社長)は、デジタルオシロスコープ市場で唯一アナログ入力を8チャネル持つ500MHz帯域のミックスドシグナルオシロスコープ「DLM4000シリーズ」=写真=を17日から発売した。価格は周波数帯域350MHzが174万8000円~、同500MHzが224万8000円~。2012年度100台、13年度300台の販売を計画。
新製品はアナログ8チャネル、またはアナログ7チャネル+ロジック8〓を切り替えて使用する機能を追加したことで、多数の測定箇所を同時に測定できるため、開発効率の向上に寄与。また入力チャネルが多い分、組み合わせる測定用端子(プローブ)の数も増えるため設置スペースが必要になるが、コンパクト設計のプローブ製品群との組み合わせで、限られたスペースを有効に活用できる。将来的には、ロジック入力をさらに16ビット追加するオプションを追加発売する予定。
さらに、前モデル(DL7480)に比べ、奥行きを約50%短くし、重量も約35%削減するなど大幅な小型軽量化を実現するとともに、表示画面を従来の2倍の12・1インチLCDに大型化したことで波形がさらに見やすくなった。
そのほか、メモリ容量は標準で1・25M(メガ)ポイント(連続測定時)、オプションで最大125Mポイントまで拡張でき、125Mポイントの場合、1・25GS/s(ギガサンプリング/秒)の高速サンプリング時でも100ミリ秒の長時間観測が可能。