最新の製品・技術動向を探る FA関連機器 リレー 重視される安全性・環境性

リレーは、電気信号を受け、機械的な動きに変換する電磁石と電気を開閉するスイッチで構成されており、電気を使用する機械・装置のほとんどに使用されている。

性能的には小型、低消費電力、長寿命、高信頼性、高周波特性、静音性に加え、安全性、環境性などを重視した製品が主流になっている。

制御用リレーには有接点リレー、無接点リレー、ハイブリッドリレーなどがあり、制御盤用リレーはシーケンス制御や、直接負荷開閉できるタイプなど種類が豊富である。機器内蔵用リレーは、高容量・高耐圧の多極パワーリレーなどがあり、コンプレッサやヒータ、モータの特性に応じ使い分けられている。

市場が大きい車載用リレーは、小型、低背、低消費電力、長寿命、高信頼性などの特徴により、自動車1台当たりに使用する個数が急速に増加している。最近では盗難防止やスピードの自動コントロールなどのニーズにも対応し、ハイブリッドカーや電気自動車の増加とともに、新機種の開発も加速されるだろう。

産業機器向けではインバータ、電源機器、エアコン向け、通信向けなどの分野に使用されている。電磁リレーは、SMT(表面実装技術)への対応により、需要増と用途拡大につながっている。高周波リレーは、高周波機器の増加に伴い需要が高まっている。

特殊動作用リレーは、ポンプ制御やモータ駆動での交互運転、ステッピング操作などのニーズに対応する。また、光半導体リレーは、長寿命・メンテナンスフリー・高信頼性・高絶縁性など、半導体と電磁リレーの両方の特徴を持っている。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG