横河電機はFA機器として、制御の中核を担うレンジフリーコントローラ「FA―M3V」、およびエンベデッドマシンコントローラe―RT3 2・0の拡販に注力している。
このうちFA―M3Vは、1992年に「速い、小さい、賢い」のコンセプトのPLCとして販売を開始してから、今年で20周年を迎えた。この間、「業界初」「業界最速」の製品を数多く提供し、顧客の課題解決に大きく貢献してきた。
現在のFA―M3Vは、CPUモジュールに新開発のラダープログラム演算エンジン「Vitesse engine」を搭載し、基本命令の実行速度が3・75ナノ秒(同社従来製品比5倍)と高速で、100キロステップのプログラムを1ミリ秒で実行できる業界最高の演算処理速度を実現している。しかも、プログラムや信号入出力のリフレッシュも、100マイクロ秒周期(同比2倍)で行い、位置決め指令などの時間短縮が図れる。
また、位置決め制御などに有効な64ビット整数演算命令や倍精度浮動小数点演算命令もサポートし、高い精度の高速演算が可能。
(http://www.FA‐M3.com/jp)