オムロンは、中国で1kVA未満の小型UPS(無停電電源装置)の販売を開始した。当面は現地に進出している日系企業向けを中心に、UPSの新規需要や交換需要に対応し、将来的には中型・大型機種の投入も行っていく。
同社は、小型UPSの国内市場でトップのシェアを有しているが、今回同社の中国での貿易会社である欧姆龍自動化(中国)有限公司を通じて10月15日から順次販売を開始した。
UPSは、日系企業が進出している新興工業国では、電源が不安定なケースが多く、製造現場でUPSが必要不可欠な機器とされており、これまで海外へ進出する多くの日系企業から、UPSの現地における販売やサービス対応の要望が多かった。
同社では今後、中国国内での調達や現地修理など、現地顧客の多様な要望にグローバル体制で応えていく。