工業用間接資材通信販売のMonotaRO(モノタロウ、兵庫県尼崎市西向島町231―2、TEL06―4869―7111、鈴木雅哉社長)は、2013年10月の本格稼働を目指している同社の専用物流施設「MonotaRO第3ディストリビューションセンター」の起工式を、兵庫県尼崎市西向島町75番地1の建設予定地で23日行った。
同社は00年に設立、12年10月には取り扱いアイテム数が200万点を突破した。今後、さらなる売り上げと利用ユーザーの増大を図るため、現本社近郊地での物流センター開設となった。
同センターの開設予定地は、関西湾岸部の主要物流拠点である兵庫県尼崎市の阪神高速道路尼崎西インターチェンジから約1キロメートルの距離。敷地面積約2万平方メートル、計画延べ床面積約4万3900平方メートル、地上4階建てで、在庫可能点数は現在の約4倍となる約30万アイテム。主なアイテムは、切削・研磨生産加工用品、作業工具、電動・空圧工具、FA・メカニカル部品、自動車、トラック、工事用品、物流・オフィス用品など。在庫商品は、平日15時までの注文で当日出荷可能。注文された商品をユーザーへより迅速に届けることが可能となる。
起工式には、稲村和美尼崎市長や吉田修尼崎商工会議所会頭など、約50人が出席。稲村市長が「尼崎市は近年物流拠点として再注目されており、今回の新施設建設を大変嬉しく思っている。事業者との連携や支援を通じ一緒に尼崎を盛り上げていきたい」とあいさつした。
続いて、同社鈴木社長が「創業12年目を迎え当社専用の物流施設を持つことができ、より多くの顧客ニーズに応えられることを大変喜ばしく思っている。今後、社員一丸となり、売上規模の拡大を目指したい」と抱負を述べた。