米の高効率法規制IE3達成三菱が省エネモーター

三菱電機は7日、米国EISA法で規定された効率クラスIE3(プレミアム効率)を達成し、適合証明番号を取得した高性能省エネモーター「スーパーラインプレミアムシリーズSF―PR形」=写真=を発売した。米国の高効率法規制をクリアしたため、SF―PR形単体や装置・設備に搭載して輸出することが可能になった。

現在、世界総発電量の約40%を消費する電動機応用機器の省エネ対策が喫緊の課題になっている。中でも産業用機械や設備の動力源として広く普及している三相モーターの効率改善の効果が大きいことから、世界で高効率法による規制化が始まっている。米国ではEISA法(米国エネルギー独立安全保障法)で効率基準値である効率クラスIE3が規定され、米国へ輸出されるモーターは組み込みを含め基準値に達成した適合証明番号(CCナンバー)を取得しなければならない。

こうした状況下で、同社は低鉄損の鉄心材や鋼板フレームの採用により高効率化を実現し効率クラスIE3(プレミアム効率)を達成、スーパーラインプレミアムシリーズSF―PR形を発売した。

主な仕様は次の通り。

▽出力=0・75~55kW▽極数=2・4・6極▽電圧・周波数=230V60Hzまたは460V60Hz▽適合証明番号=CC012A。

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