IDECの2013年3月期第2四半期連結累計決算は、制御機器及びFAシステム製品の海外売り上げが低調に推移したことなどで、売上高147億4000万円(前年同期比13・2%減)、営業利益9億5600万円(同43・9%減)、経常利益9億5100万円(同39・5%減)と減少した。
純利益は、固定資産売却益を特別利益に計上したことで12億8300万円(同19・1%増)の増益となった。
地域別売上高は、国内が産業用LED照明関連や防爆・防災関連機器が伸長したものの、主力の操作用スイッチやコネクタなど制御用周辺機器などが減少し101億2500万円(同17・1%減)となった。
北米は経済回復に伴いPLC、PDなどが伸長し19億1300万円(同6・3%増)、欧州は財政問題の深刻化の影響で3億円(同10・3%減)、アジア・パシフィックも中国市場減速の影響で23億9900万円(同9・1%減)となった。
製品種類別売上高は、制御機器製品が国内で産業用LED照明関連が伸長したが、操作用スイッチやリレーが減少し86億1800万円(同4・7%減)、制御装置及びFAシステム製品は、PDが堅調に推移したがPLCの売り上げが減少し17億5200万円(同21・3%減)となった。
制御用周辺機器製品は、国内でスイッチング電源が減少し23億7900万円(同10・3%減)、防爆・防災関連機器製品は、顧客対応力の強化と海外規格適応製品の投入で7億6400万円(同14・8%増)となった。
通期は、売上高315億円(同3・2%減)、営業利益25億円(同9・8%減)、経常利益25億円(同10・2%減)、純利益22億円(同23・0%増)を予想している。