因幡電機産業の2013年3月期第2四半期決算は、自家発電設備やLED照明関連など、省エネ・環境配慮型商品の積極拡販と伸長により、売上高937億2100万円(前年同期比7・7%増)、営業利益51億8700万円(同11・7%増)、経常利益51億5800万円(同9・8%増)、純利益29億7000万円(同30・1%増)の増収増益となった。
セグメント別売上高は、電設資材事業が、電力不安を背景に自家発電設備の売り上げが大幅に増加、節電対策でLED照明関連、さらに受配電設備、工具類など幅広い商品が売り上げアップし、売上高605億300万円(同13・8%増)と大幅に増加した。
産業機器事業は、需要が旺盛なスマートフォンや電気自動車、LED照明メーカー向けに制御機器の売り上げが堅調に推移したが、震災後の需要増の反動で電子部品が減少し、109億1100万円(同2・3%減)となった。自社製品事業は、主力の空調配管化粧カバーが好調だったが、空調用被覆銅管が震災後の需要増の反動で売り上げが減少し、223億600万円(同1・4%減)となった。
通期は期初の予想通り、売上高1850億円(同2・7%増)、営業利益89億円(同0・4%増)、経常利益91億円(同1・8%増)、純利益48億円(同8・0%増)の増収増益を予想。