三菱電機は7日から3日間、プライベート展示会「三菱電機アドバンストソリューション2012」を本社ビルで開催した。グローバル環境先進企業を目指す成長戦略をテーマに「社会」「ビル・オフィス」「工場」「くらし」の先進的な製品・技術を公開したが、工場ではエネルギー利用の最適化と生産性向上の両立を実証し注目を集めた。
開催に先立ち、井口功常務執行役員営業本部長は「東日本大震災、世界的な信用不安など世界で課題が出てきた。当社はエネルギーの低炭素化、安全・安心の豊かな社会の二つの領域で展開する」と三菱グループの方針を発表した。この方針のもと展示会では、「社会」「ビル・オフィス」「工場」「くらし」の各ゾーンで最先端の製品・技術を紹介した。
工場では生産設備の改善で稼働率を高め、生産性と省エネの両立を実現するFAエネルギーソリューションを展開する。自社工場の事例では生産とエネルギーの見える化と改善で、生産性が180%アップ、エネルギーの10%削減が紹介された。また、センサーソリューション展開へエニイワイヤ、パナソニックSUNX、コグネックス、オプテックス・エフエーのセンサーメーカーとの連携デモも行われた。