近接センサおよびマイコン搭載の電気特性検査器メーカーの亀岡電子(京都府亀岡市篠町広田1―25―5、TEL0771―24―6612、川勝健吾社長)は、静電容量型の液面レベルセンサ「CLAシリーズ」を好評発売中である。
CLAシリーズは、アンプ分離型で液体に触れずに液面レベルを検出することができ、特に非金属容器やゲージ管などの側面に電極を張り付けるだけで、内部の液面レベルを検出することができる。標準仕様のほか、耐熱耐薬仕様、微小容量検出仕様をそろえている。
耐熱耐薬仕様は、ケーブルにFEP(フッ素樹脂)、シール部にフッ素ゴムを採用。標準品の機能を維持した上、耐熱温度100度を実現しており、電極部の耐熱耐薬品性能を向上させた。
微小容量検出仕様は、標準製品を小型化し、試験管などに最適なミニサイズを実現。ビーカー内の容量やディスペンサー(定量吐出装置)などの容量変化まで正確に確認できる。小型化を図ったことで従来取り付けるスペースがなかった箇所でも取り付けることが可能。
電極に透明素材を使用し液体が目視で確認できる。検出値は10fF(0・01pF)単位で液体の変化が検出可能である。
温度変化など外部の影響がない場合、10fF以下の静電容量変化も測定可能で、科学分析機器用の微小容量レベル検出や、ディスペンサーのカートリッジ残量レベル検出などに最適である。
カートリッジホルダを用意しシリンダを詰め替えるようにすると、センサの付け替えが不要である。さらに液体に非接触で監視するので、液体を汚すことや電極が腐敗することがなく、長寿命でコストダウンにもつながる。