NPO法人「だんでらいおん」が、10月27日午後1時から大阪市平野区のクレオ大阪南大ホールで、恒例の「だんでらいおん音楽会」を開催した=写真。今回は大阪市立大学コンサートバンドなどが出演、関係者や近隣住民など約400人が来場し、会場は大いに盛り上がった。
だんでらいおんは、05年に大阪市住吉区に設立された知的障がい者のための生活介護事業を中心とするNPO法人。因幡電機産業元常務の米田保彦氏が理事長を務め、共同生活介護施設「みんなの家」、生活介護事業「こんふぉーと」、同「ベーカリーコンフォート」などを通じ、障がいを持つ人々が地域の中で自立して生活できる社会を目指している。
さらに「絆・支えあう地域社会へ」をテーマに、総合福祉セミナーなども開催。
今回の音楽会は、だんでらいおん施設利用者や関係者のほか、大阪市立大学コンサートバンドなど、プロ・アマバンドが競演。障がい者も舞台上に上がって参加し、音楽を通じて楽しいコミュニケーションの場となった。
また、10月13日には大阪総合保育大学で、「第2回総合福祉セミナー」も開催された。併催として大阪城南女子短期大学では、「これからの地域福祉のあり方を考える」などをテーマにした分科会も開催され、施設と地域社会との交流や相互の理解を深める活動につなげている。