オムロンはこのほど、見やすいデザインなどが評価され、温度調節器「形E5CC/E5EC」=写真=が、「2012年度グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)を受賞した。
形E5CC/E5ECは、同社の温度制御ノウハウを凝縮した次世代の温度調節器。性能・機能に加え、温度制御で一番大切な「現在温度」を、一際目を引く白色の大きな文字サイズで表示することで、ユーザーの視認性をアップした。スイッチはクリック感があり操作しやすく、開発の初期からデザイナーを交えて積極的に「見やすさ」と「使いやすさ」を追究した製品。しかも同社従来品と比較し、最大30%の省電力化と小型化による使用資源の削減を実現。環境に配慮した製品に仕上げている。
受賞理由と審査員のコメントは「DIN規格により制約されたボディサイズの中で、どれだけ表示を際立たせるかがデザインのポイントである。PV(現在値)表示にコントラストの高い白色光を採用し、広い視野角で遠くからの監視を可能にしている。さらに、限られた盤面を有効に使うレイアウトデザインや、フォントを新規に起こすなど、見やすさに対する徹底的な追究を高く評価した」としている。