ラインセンサ用LED照明シーシーエスが高出力と紫外照射の2タイプ発売

検査用LED照明メーカーのシーシーエスは、ラインセンサ用LED照明「LNSPシリーズ」の新製品として、高出力タイプ「LNSP―FNシリーズ」=写真=、紫外照射タイプ「LNSP―UV―FNシリーズ」、専用アナログ電源「PSCC―60048」を発売した。すべてオープン価格。

ラインセンサ用LED照明を使用している製造現場では、検査処理スピードの高速化と合わせ、より高精細に欠陥検出ができるようカメラの高画素化が進んでおり、これに対応するため、照明に明るさと均一性が求められている。

LNSP―FNシリーズは、ファンを用いた強制空冷タイプ。放熱フィンの形状を工夫することで、ファンによる冷却効果を最大限に引き出す放熱構造を採用。同社従来品のLNSPシリーズ(自然冷却)の約2倍の明るさを実現した。

さらに、特定方向にのみ拡散する特殊シートを用いることで、LEDの持つ明るさを最大限に利用するとともに、均一性の高いラインセンサ用LED照明を実現した。発光面長100~1500ミリ。発光色は白。

LNSP―UV―FNシリーズは、同社初の高出力紫外照射LED照明。照射幅が広く、広範囲に照射できるワイドタイプと、照射幅が狭く集中的に照射するナロータイプの2タイプを用意。高出力紫外(UV)照射が有効とされるタッチパネル用のパターン検査や、蛍光観察用途の市場向けに販売を行う。発光面長100/200/300ミリ。発光色は紫外(ピーク波長365ミリ)。

専用アナログ電源PSCC―60048は、エラー検出機能を搭載。空冷ファンの回転不足や停止、LEDの回路切断や短絡による玉切れのエラー検知が可能。Ethernet通信に対応するほか、パラレル・EIA―485通信による制御にも対応。使用環境により選べる。適合照明はDC43V以下、582W(うちファン30W)、駆動は定電流方式。

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