安川、中国市場で地固め瀋陽の第2工場稼働

安川電機は、中国・瀋陽市のサーボドライブシステムの生産子会社、安川電機(瀋陽)に第2工場を建設、今年6月から生産を開始した。

従来、第1工場で生産を行っていたサーボモータ用小容量・中容量アンプのラインを第2工場に移設するとともに、主軸モータステータラインを構築した。

今後は、コントローラの生産や部品の内製加工エリア設置など、様々な取り組みを計画している。これに伴い第1工場も生産ラインの再構築を進める。

安川電機(瀋陽)は2010年6月から生産を開始し、今年6月で累積出荷10万台を達成している。12年度上期はスマートフォン関連受注が増大し、中国国内向けや、欧米・アジア向けの出荷を開始している。

また、今年度下期には、「開発センタ」を設け、中国市場へのタイムリーなソリューション提供も計画している。開発センタでは、標準品のカスタマイズ化を進め、顧客ニーズへの対応を進める。

さらに、中国・常州市に設立したロボット生産子会社向けへの生産も予定している。

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