フットスイッチメーカーの大阪自動電機(大阪市旭区大宮4―20―18、TEL06―6951―2331、与田清社長)は、保護等級IEC60529/IP28相当で高い防水性能を持ち、医療電気機器の国際安全規格IEC60601―1に準拠した医療機器用フットスイッチを、グローバルで拡販する。
同社の医療機器用フットスイッチは、IEC60601―1準拠のマイクロスイッチ内蔵タイプ「OFL―VG5―S3」、「OFL―2VGS―S3」、「OFL―2YVG5―S3」、リードスイッチを採用した「OFL―R―S7」、「OFL―2R―S7」の5機種。
いずれも優れた防水性能を誇る保護等級IEC60529/IP28相当で、耐荷重は静荷重で1350N/1分間という優れた特徴を持つ。RoHS指令適合。
OFL―VG5―S3、同―2VGS―S3、同―2YVG5―S3は、接点構造1aまたは2a、2段動作タイプは各段1a。材質はアルミダイカスト製。
カスタマ対応しやすく、シールドケーブルなどの取り付けも可能で、X線装置や超音波診断装置、医療用レーザー装置、医療用ベッドなどに採用が拡大している。標準価格はカスタマ対応などで変動する。
OFL―R―S7、同―2R―S7は、ABS樹脂製。リードスイッチと高信頼性ベスタクト封入点の採用により、高い接触信頼性を実現した。さらに2接点で回路は安全設計となっている。接点構成は1aまたは2a。色は黒。より高い信頼性が求められるX線装置やCT装置、MRI装置、医療用ベッドなどに採用が拡大している。標準価格はOFL―R―S7が1万1000円、同―2R―S7が1万3700円。
同社は、主力とするフットスイッチやマットスイッチなどの製品群において、安全対策とともに国際規格準拠やCE認証を得ており、グローバルでの対応力を強化している。フットスイッチは、こうした対応力で医療機器分野への採用が拡大しており、同社では販売代理店などとパートナー営業も強化し、シェアの拡大に努めていく。