Gpシリーズは、歯切軸モータ、ギヤヘッド、アンプで構成。簡易NC(数値制御)機能を内蔵、上位シーケンスなしで位置決めが可能。独自のCSセンサ採用により外付けエンコーダが不要で、最大4ポイントの位置決め設定と、正弦波駆動による低速から滑らかな運転が可能である。
MINAS工法により固定子巻線の占積率をアップ。同出力の小型ギヤードモータと比較し、約55%薄型化し質量を約3分の1にした。
速度制御範囲は30~4000r/min(速度比1:133)、モータ定格回転速度3000r/min。回生抵抗は外付け可能で回生ブレーキ能力がアップした。
モータの耐環境性能は、IP65(軸貫通部とケーブル先端コネクタ部は除く)。海外規格は欧州EC指令、UL規格、中国強制認証規格CCC(モータのみ)、韓国電波法KCマーク(アンプのみ)。
立ち上げ支援ソフトウェア「PANATERM for BL」により調整工数が削減できる。波形モニタやパラメータ設定、アラーム発生状況などがパソコン上で設定できるとともに、確認作業も可能である。同ソフトウェアは、同社ホームページから無償でダウンロードできる。
出力レンジは、50W、90W、130W。電圧は100V、200V。オプションとして外付け回生抵抗のほか、電源コネクタキット、各種ケーブル、I/Oコネクタキット、ノイズフィルタなどを揃えている。
同社では、今年5月にMINAS―BLシリーズの速度制御タイプ「GVシリーズ」を発売、好評を得ている。