オムロンは、プログラマブルターミナル本体「NBシリーズ」と、RS―232C/485などの通信ポートを新しく搭載したPLC「CP1E CPUユニット」リニューアルタイプを発売した。
NBシリーズとCP1E CPUユニットを組み合わせて使用することで、高いコストパフォーマンスを実現。装置の低価格化と、高付加価値化に貢献する。標準価格NBシリーズ4万9000~24万8000円、CP1E CPUユニット3万2000~6万4000円。
NBシリーズは、小型の1・3から大型の10インチまで画面サイズに応じ4形式をラインアップ。すべてに6万5000色以上のTFTカラー液晶を採用。7/10インチタイプはワイドタイプ液晶を搭載し、より高精細な表示や余裕ある画面作成が可能である。
RS―232Cシリアルポートに加え、RS―232C/422A/485兼用シリアルポート、Ethernetポートを標準搭載。USBポートは画面転送用とメモリ接続用の2ポートを用意。ローコスト制御に十分な通信拡張性で情報の一元管理が可能。
シンプルな機能を中心に仕様を見直し、高いコストパフォーマンスを実現。表示器の導入が難しかった小規模機械や、モノクロ液晶表示器を搭載していた機械にも、低コストで美しいカラー表示器が導入可能となる。
CP1E CPUユニットは、通信ポートとしてRS―232C/485、USBの3ポートを搭載。表示器、各種コンポ、プログラミングツールが拡張ユニットなしで使用できコスト削減に貢献する。
また、RS―232C、USB搭載の2ポートタイプ、USB1ポートのみを搭載したタイプも用意している。
同社従来品のCP1E CPUユニットに比べ、RS―232Cコネクタ使用時の奥行きを、125ミリから105ミリに20ミリ短縮。薄型の盤にも対応が可能となり、省スペース化に貢献する。
RS―485/232Cポートには、Modbus―RTU簡易マスタ機能を搭載。各Modbus―RTUスレーブ機器に送付でき、簡単にModbus通信が可能で、Modbus―RTUスレーブを持つインバータなど各種機器とのデータ交換が可能となる。