分岐点

2013年は「巳年」である。12年は、他力本願的に、不景気に原因を求めたくはないが、産業界に影響を与える自然災害や人工の経済災害が多発した。巳年は、次の生命が作られ始める一年なので、今年よりも仕事に張りが出そうだ。新年早々から注文も取れる気がする。

蛇は自力で脱皮するという。蛇の成長期は脱皮回数が多くなるが、脱皮する間は餌を食べず、目が利かないので用心深くなる。人間に例えれば、耐えながら五感を研ぎ澄まし、次の自己成長へ仕込みを行う期間であると、ひとり納得する。辛抱の一年かもしれないが、脱皮の試練と考えれば耐えられると、「希望」を優先する。

国も脱皮を目指し始めた。オートメーション技術とIT技術の融合で、高効率・ネットワーク・耐力が備わった高度な構造の姿に変える。社会構造を解体せずに、リニューアルで投資負担が少ない。経済もデフレから適度なインフレへ脱却していく。海外から社会システムを見学する人が多く訪れてくる。

制御機器業界は設立30年、50年の企業が多く、企業30年説に従えば、戦後の企業はそろそろ2回目、3回目の継承時期。次代の人材は脱皮の間、かなり厳しい経験を積まされることになるが、変化に耐えて力強さがつく。その後には、夢のある会社が待っている。来年の巳年はこのような初夢を見たい。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG