日本配電制御システム工業会(丹羽一郎会長)は、配電制御システム検査技能審査試験1・2級の合格者を発表した。合格者は1級38人、2級70人で、検査技士の称号が与えられる。成績優秀者は1級が該当者なし、2級が大谷大二(三陽電機製作所)、花村大志(豊田電機製作所)、山本浩二(三河電機)、村川隆英(三河電機)、赤松整(渦潮電機)の5人が選ばれた。
配電制御システム検査技能審査試験は、今年10月20日に全国8会場で実施された。今回の受験者は1級が99人(昨年95人)、2級が154人(同114人)で昨年を上回った。今年の合格率は1級が38・4%、2級が45・5%である。
合格者の支部別内訳を見ると、1級2級とも支部から合格者が出た。1級では昨年合格者がいなかった東北支部が今年は12人合格し1位となった。次いで東京支部8人、中部支部5人。
2級では昨年8人の東京支部が今年は23人の合格者を得て1位。関西支部と四国支部がともに11人で2番目に多い。
配電制御システム検査技士に対する評価が年々高まっており、会社も積極的に受験を奨励している。