わが社の’13経営戦略 「結果」を出す1年

中期経営計画2年目の今期は、中計の最重要課題である北米市場の売上高が半期ベースでは過去最高の売り上げとなった。北米市場でのシェア10%を確保の目標も、順調に上昇しており射程圏内にある。毎年売上高の過去最高を更新している中国市場も、昨年4月、上海に販売子会社を設立し軌道に乗りつつある。販売強化項目であるGD(グローバルディストリビューター)やISシリーズが半期で最高となっているほか、タッチパネル、特注品、特定市場の拡販も非常に良いペースで推移しており、胸をなでおろしているところだ。今年の景気は、上期は不透明と思っており、特に日本市場は厳しく見ている。中計の最終年度になる2013年度は、これまでの刈取りをする年となる。あと少しで目指すところに来ているが、そう簡単には到達できないのではないかと思う。社員一人一人が原点に戻って「自主性と責任」を全うし、結果に結び付けていきたい。

中国では現在、全社生産額の40数%を生産している。一昨年の大震災を契機に、リスク分散のため、日本の横浜、いわき、中国の清渓工場で、売れ筋商品を中心に2拠点生産体制の構築を急いでいるこれは、メーカーとして何があっても供給責任果たす必要があるからだ。06年に稼働した基幹システムも、13年度から新システム「ANSWER」として一新する。「品質」、「技術」に加え、付加価値としての「スピード」を目指した新システムでは、納期を武器とした競争優位性を高めていく。

新製品は昨年、YB2シリーズにステンレス調フランジ・ボタンを加え、ソケットやKP01/02/NP01/UB/UB2シリーズの新2色変換表示ボタンを発売したが、今年前半には直流専用小形スイッチ、ワイドビューISシリーズなどを発売する予定である。

今年は創立60周年を迎えるが、記念商品も発売したい。

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