わが社の’13経営戦略 新しいインターフェイスを積極提案

昨年は、半導体・液晶分野、FPD分野の設備投資の落ち込みが想像以上だったが、当社は付加価値の高いソフトウェアの売り上げが前年の3倍に拡大、さらに国内では新規顧客開拓に努めた結果、顧客数が20%強増加しており、今期の業績の拡大が見込まれる。

新たな主力製品、GP4000シリーズの導入が順調に進んでおり、特にモジュラー型HMIのGP4000Mシリーズが、国内の新規顧客向けに採用が増加、超小型HMIのGP4100シリーズは販売台数が倍増するなど、市場を深耕することができた。また、スマートフォンやタブレットなどの製造設備向けへの採用も拡大しており、「Pro―faceブランド」では世界1位のシェアを持っている。

グループ企業であるシュナイダーの商材も当社の販売網の強みを発揮し、日本市場での採用が進んでいる。特にワイヤレス/バッテリーレスというインパクトがある機能を持った押しボタンスイッチは、自動車工場を中心に呼び出し用スイッチやカーテンの自動化、ワイヤが引き込めないような高所用スイッチなどとして採用が進んでいる。

シグナリング機器も前年比2桁近い成長を見せている。HMIとシグナリング機器を連動させたシステムもヒットしている。

今年は従来から提唱している基本コンセプト「HMIセントリック」をさらに推進するため、タブレットやスマートフォンで活用するソフトウェアの開発や、USBで接続する機器の拡充を考えている。こうしたことで、工場においてタブレットやスマートフォンをいち早く活用することを実践し、FA業界に新たな潮流を持ち込んでいきたい。

一方、海外展開では、今年はメキシコ、ブラジル、インドネシア、ベトナムなどに販売拠点を構築する計画で、日本発のFA技術をグローバルで提案したい。

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