日本配線資材工業会(JWAA、高橋信房会長)は、第1回青年委員会を開催し役員選出、活動計画などを決定した=写真。会員会社の事業継承と工業会発展を担う人材育成が目的である。会長には岡野和宏森宮電機社長が就任した。
配線資材業界は草創期から半世紀が過ぎ2世、3世への世代交代期を迎えている。業界を取り巻く環境も主要取引先である自動車、電気・電子機器、計測機器などの製造業が海外生産シフトを進め、再生可能エネルギー分野が興るなど様変わりしつつある。
こうした産業構造の変化の中で次世代を担う人材の育成が課題になっているため、JWAAでは今年度重点事業計画の一つとして青年委員会の設置を掲げてきた。
青年委員会には17社が参加して発足したが、JWAAではさらに参加企業を増やしていく。
第1回委員会は、目的、役員、活動計画などを決定した。自主的運営とし、定例会やJWAA理事との意見交換会、セミナー、親睦会などのほかボランティアなど社会貢献活動も行う方針である。
なお、役員は次の通り。
▽会長=岡野和宏(森宮電機社長)▽副会長=関智見(ヘラマンタイトン商品部マネージャー)▽監事=能島宏明(三和電材専務)、新田新治郎(新田電材副社長)▽顧問=松本年生JWAA副会長。