わが社の’13経営戦略 EtherCATさらに浸透

2012年12月期の売り上げは、前年度比約50%増加した。11年3月に日本法人を設立して以来、当社が開発したEtherCAT対応製品は、ユニークで先進的な特徴が日本市場でも評価されている。昨年も震災後の影響や円高など、外的な要因は大きかったものの、技術的に新しいトレンドを求める人から活発な引き合いをいただき、大変有意義な年であった。昨年は、モジュール式組み込みPC「CX2000シリーズ」とWindows OSを搭載したPCをリアルタイムコントローラとして使えるソフトウェア「TwinCAT3」の販売を開始した。この2製品は、いままでのコントローラとは全く違う制御ができることから、引き合いがひっきりなしに来ており、技術サポートやトレーニング対応で非常に忙しくなっている。

13年度も引き続き前年度比50%増の売り上げを目指す。昨年12月開催のセミコンジャパンで、EtherCATのセミナーを開催したが、会場に入りきれないほどの好評を得た。半導体製造装置メーカーでは20年までのロードマップを作成して、EtherCATの採用を進めている。装置の配線を効率化することで、コスト削減や時間の削減を図りたいというニーズが強く、エンドユーザーやサプライヤにとってもWinWinになる。EtherCATが半導体製造装置の業界全体の生産性、効率アップにつながることで、日本の構造的な課題解決に貢献できるのではないかと思っており、最終的には当社の業績に貢献することで会社の成長を図る。

今年は、マルチタッチ・パネルPCやワンケーブルモータなどを発売する。また、TwinCAT3体験セミナー(無料)を毎月、1日で理解できるセミナー(有料)を隔月で開催を予定しているほか、展示会もSCF、テクノフロンティアをはじめ、いくつかに出展していく計画である。優秀な人材も常時募集していく。

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