わが社の’13経営戦略 小回り利かせた営業活動

2012年12月期の売り上げは、前年同期比マイナスとなった。産業機械関係向けの販売が、主力市場である中国で大きく伸び悩んでおり、当社のスイッチもその影響を受けている。

当社のもう一つの主力対象分野である鉄道関係への販売も、鉄道車両での大きなプロジェクトが11年で終わっており、12年はその影響を受けるものとみていたが、結果的には大きな影響を受けることなくほぼ計画通りの実績を残すことができた。鉄道車両の生産は13年の今年からは再び増加することになっており、また売り上げが期待できる。

13年12月期は、昨年のマイナスを取り戻し、前々年度の売り上げまで戻したい。

そのための取り組みとして、一つはスイッチにパネル、ケーブルなどをセットしたシステム販売に注力していく。

スイッチ単品販売では価格だけでの競争になってしまいがちになる。周辺機器も付けたセット販売にすることで、付加価値を高めた販売につながり、価格競争を避けることにもつながる。

もう一つは、産業機械、鉄道車両に加え、ターゲット市場の構築である。当社のスイッチの特徴である堅牢な構造などをポイントに、ヘビーデューティな使用分野の開拓を考えている。特殊車両や建設機械向けなども注目用途の一つである。

同時に、産業用機械向けも、まだ開拓しきれていないところも残っており、当社スイッチの特徴をアピールしながら浸透をはかっていきたい。さらに、鉄道関連も、鉄道車両だけでなく、鉄道周辺での市場開拓も考えていきたい。

今年も「照光式押しボタンスイッチのEAO」のブランド力を生かしながら、スイッチの専門メーカーとして、小回りを利かせ深みのある営業活動を意欲的に展開していきたいと考えている。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG