わが社の’13経営戦略 国内の営業体制を強化

昨年は、欧州の金融不安や中国経済の低迷、さらに為替などの影響で海外向け販売が厳しい状況で推移したが、国内は微増で推移しており、今年も国内の営業体制を強化していきたい。

国内は、光電・変位・画像センサの各センサ事業とLED照明事業、さらに子会社の日本エフ・エーシステムが展開する画像検査事業を中心に、売り上げとシェアを順調に伸ばしている。

こうした事業は、特に食品・医薬品・化粧品などの業界で高い実績を挙げているが、最近では、物流・包装・電池分野へ営業網を拡大し売り上げを伸ばしている。今年もこうした分野は成長する分野と見ており、営業拠点の構築拡充など営業体制の強化を図る。

営業拠点に関しては、本社と東京・名古屋・九州の3営業所に加え、昨年、神戸と海老名に営業所を開設、6拠点に拡大した。こうした営業策の強化で、早期のうちに国内売り上げ比率を50%に拡大したい。

また昨年は、今後10年のステップアップを図るため、センサの新ブランド「FASTUS(ファスタス)」を立ち上げた。品質・性能・価格面でオンリーワン、ナンバーワンを掲げており、付加価値の高いセンサの開発・販売を目指していきたい。

画像検査事業では、画像を短時間で3次元解析する高機能の画像処理システムがビジネスの柱になってきた。特に電子部品や自動車部品の良否検査などで評価を得ており、今後期待をかけたい事業である。

一方、三菱電機とは協業をさらに進め、相乗効果を発揮していきたい。特に同社のシーケンサとラダーレスで設置できる変位センサが推奨品として評価と認知度が上がっている。将来的には省配線や通信分野まで視野を広げていきたい。

海外展開では、親会社のオプテックスの協力を得て、グループ力を発揮していきたい。

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