わが社の’13経営戦略 前向きに粛々と取り組む

昨年は、経済状況の影響を、まともに受けた。このことは想定内だった。ただ、中国については、思わぬことが起こった、という感じである。今3月期については、経済状況の低迷は折り込み済みの目標を設定し、事前に準備していた。このため、さほどのショックはなく、業績が極端に悪くなったということでもない。

昨年末の政権交代によって、円安、株高になり、雰囲気は若干明るさが出た。ただし数字的に予測の立つレベルではない。

リーマンショックから4年経つが、いつ潮目が変わるのか。昨年末の動向は国内経済の負のスパイラルに、若干ブレーキがかかった感じではある。

こうした経済環境のなか、業績向上への特別な策はないが、今までやって来たことを、前向きに粛々と進めていきたい。

民生用から産業用まであらゆる産業分野を市場として、全方位の営業展開を行っている。このため成長市場との接点も多い。今年は、原発問題からクローズアップされている太陽光発電などの新エネルギーの分野、電気自動車(EV)の分野などは、今後の有望市場として期待できる市場である。

今までとは様子の違った光が当てられる新規市場にも注目している。

新しい市場に対しては、開発力を強化し、新製品による品揃えを充実していく。市場のニーズは何かを的確に把握し、開発に活かしていきたい。成功事例を作りながら、もっと広範囲の市場をカバーできる体制としたい。

今期(3月決算)の中間決算では、売り上げが前期比マイナス7%だった。残り3カ月にスパートをかけている。しかし、今期売り上げは、前述の通り想定していたことでもあり、創業者の経営方針であった『安定した収益の確保』に重点を置いている。

今年は、新規の成長市場に、フレキシブルに対応していきたい。

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