わが社の’13経営戦略 「考働」を念頭に自己点検

厳しい状況下、昨年は相応の利益を確保することができた。今年は「業績を上げる」ことを肝に銘じ、取り組んでいきたい。特に製品開発や営業面に関しても経理的要素を取り入れ、社員個々に損益分岐点を認識してもらい、明確な目的意識を持って仕事に取り組んでいただきたい。

昔、ピラミッドの建設に携わっていた労働者が「素晴らしいピラミッドを建設するためには、重労働も苦にならない」と話したとされるが、明確な目的意識があれば、様々な困難に出会っても、乗り切れるような力や意識が働くように思う。

製品展開については、これまで量産品のケーブルタイについては、中国をメインに製造していたが、顧客ニーズに適したニッチ的な商品開発を進めるため、今年は国内生産に積極的に取り組む方針で、市場ニーズのあるものを開発し、ニッチ的な展開を行う。今春には新しく2シリーズを発売する予定で、シリーズ化も進めていく。

このようにニッチ製品の開発に積極的に取り組むとともに、OEM製品とニッチ製品の両輪による事業展開を行いたい。また、PR効果が高く、新規顧客開拓に繋がるような展示会には積極的に出展し、拡販を進める方針である。

一方、販売する側、購入する側の形態が変化する時代であるが、特に最近は、若い人たちを中心にネット販売に興味を持つ人が増えている。当社もネット販売に取り組んだ結果、効果が上がったことから、今後は通常の営業に加え、ネット販売も有効に活用していく。

現在のように変化が激しい時代は、ただ働くだけではダメで考えながら働かなくてはならない。こうしたことから私は常々「考働」を提案している。顧客のニーズに対応するとともに、社会や環境の変化にも対応しなければならない。原点に返ることも重要で「考働」を念頭に置き、自己点検していく必要があるだろう。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG