日本半導体製造装置協会(SEAJ、大林秀仁会長)は、2012年度から14年度までの半導体製造装置及びFPD(フラットパネル・ディスプレイ)製造装置の日本製装置及び日本市場の需要予測を発表した。
12年度の日本製半導体製造装置とFPD製造装置はともに落ち込み、合わせた販売高は11年度比21・5%減の1兆2464億円となる見込みだ。一方、13年度はFPD製造装置が同40・0%増の2940億円と大幅に回復する。半導体製造装置も1・0%増の1兆468億円と減少が止まる。11年度から14年度までの平均伸長率はマイナス1・2%を予測している。
日本製半導体製造装置の12年度販売高は、同18・0%減の1兆364億円となる見込みで、13年度は後半から回復を見込んでいる。14年度も回復が継続し、20・0%増の1兆2561億円と11年度レベルまで回復する。
日本製FPD製造装置の12年度販売高は、2年連続で2ケタ減少し、同35・4%減の2100億円になる。13年度は後ろ倒しされた中国国内での大型パネル向けの新規投資などに支えられて大幅に増加する。14年度は設備投資が一段落し、同6・5%減の2750億円となる。
FPDではスマートフォンやタブレット端末の躍進で高精度・中小型パネルや、有機ELの高伸長が続く。