新電元工業は、高周波絶縁型の三相3線式5kWの太陽光発電用パワーコンディショナ「SOLGRIDシリーズ PVS005T200」を発売した。
新製品は、業界初の三相3線式を採用し、電力変換効率でも業界最高水準となる93%以上を達成(最大電力変換効率、接続箱機能含む)している。
高周波絶縁方式を採用することで、非絶縁方式における太陽電池間の漏洩電流発生問題を解消する。太陽電池の浮遊容量による地絡電流を防止し、直流接地が可能で、交流結線方式に限定されない。さらに、外部に絶縁用トランスの設置を必要としないことから、省スペース性や設置作業などに優れる。
サイズは、600(W)×260(D)×475ミリ(H)、重量は45キログラム以下と小型・軽量化を実現。屋外仕様で、中小型店舗や学校など公共施設に適している。
また、同社の10kWタイプパワーコンディショナとの組み合わせにより、容量の端数対応や、分散設置用としても最適である。
並列運転は最大30台まで対応。接続箱機能内蔵は最大4回路(10A以下/回路)。外箱はSUS仕様。
そのほか、停電時の手動復帰設定や遠隔操作機能、連系開始カウントダウン表示機能、詳細な異常履歴表示機能、外部操作論理選択機能、接点出力試験機能などを備えている。