三菱電機は通信機能を内蔵して、遠隔で電力量の検針や電源のオン・オフができるスマートメーター「M5CMシリーズ」=写真=を2月20日から発売する。月産1500台を予定。
新製品は、高圧一括受電マンションやビル向けの電力量計として、検針装置からの指示で、30分ごと(当日含め45日分)の使用電力量を検針装置へ送信し、検針装置側での使用電力量の時間帯別集計により、多様化する時間帯別料金への対応や電気の使用状況の詳細分析などが行えるもので、節電対策につながる
またスマートメーターは、転入・転出時には、通信による遠隔操作で内蔵する開閉器のオン・オフが可能(単相3線60Aのみ対応)なほか、設定した最大電流値を超過すると開閉器を自動的にオン・オフする電流制限機能を搭載し、電気の使い過ぎを防止できる(同)。
通信伝送は同社の開発したB/NET方式で、耐ノイズ性に優れ、T分岐配線ができるため配線工事が容易なほか、一般的なシールド電線が使用できるため、専用電線の調達が不要となっている。