投影型静電容量方式の液晶タッチパネル表示器 簡単にジェスチャー操作ジーズウェアが販売開始

タッチパネル表示器メーカーのシーズウェア(大阪府和泉市テクノステージ3―7―16、TEL0725―51―1110、和田進社長)は、業界初のマルチタッチジェスチャー操作を簡単に作ることができる投影型静電容量を採用した「タッチパネル表示器ISG」の販売を開始した。標準価格は、7インチワイドTFT液晶で16万4800円。

新製品は世界初の専用ソフトで誰でも簡単にジェスチャー操作を作ることができるマイコン用液晶タッチパネル表示器。

投影型静電容量方式のタッチパネルは、2本の指での拡大・縮小や画面をなぞることでスクロールなど、直感的に操作を行う「マルチタッチジェスチャー操作」が可能。タップ、フリップ、パン、ピンチ、ターンといった操作が画面上で行えるため、部品を並べたり、動作のシミュレーションなどが誰でも簡単にできる。

画面操作用の専用の開発ツールソフトは、シンプルなインターフェイスで直観的な操作を可能にしており、作画もスピーディにできる。また、作成した画面はシミュレータで動作チェックができるため、開発にかかる工数を大幅に削減できる。

ジェスチャー操作を可能にする「Gパーツ」も、スクロールフレーム、イメージズームフレーム、グリッドボタン、ブラウザ部品、音声ファイルなども完備している。

スマートフォンやタブレットPCなどの普及で、産業機器でも投影型静電容量方式を採用する動きが志向されているが、手袋で操作できない、画面を作り込むことが非常に困難、少量生産に向かない、などの課題があった。

同社ではグループ会社のディ・エム・シーや、ソフトウェア開発ユニテックと共同で開発した。

自社設計・生産のため、長期安定供給と少量生産にも対応可能で、産業機器でも安心して使用できる。

なお、同社では投影型静電容量タッチパネルコンピュータや投影型静電容量タッチパネルモニタなどもラインアップ。

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