オムロンは、同社の「Sysmacオートメーションプラットフォーム」の対応製品として、多機能型小型インバータ「MX2シリーズV1タイプ形3G3MX2―A□□□□―V1」計27形式を発売した。標準価格三相AC200V/0・1~15kW5万5000~43万円、三相AC400V/0・4~15kW12万4000~62万円、単相AC200V/0・1~2・2kW6万円~15万円。
新製品は、同社が2011年から発売している多機能型小型インバータMX2シリーズのリニューアル製品。従来からの簡易位置制御機能や、各種ネットワークへの対応機能を継続し、高効率PMモータ制御機能などを新たに搭載した。同機能により世界各国で広がるモータの効率規制に対応、マシンコントロールのさらなる省エネ化を推進する。
同社のツールソフト「CX―Drive Ver.2・80」を用いてプログラミングが可能。プログラム言語は2種類サポート、簡単なシーケンス制御がインバータ単体で実現でき、機械の設計仕様に柔軟に対応する。
エンコーダからフィードバックパルスを取り込むことで、移動量(停止位置)のズレが抑制できる。位置決めしたいポイントは8ポイントまで設定可能で、位置検出用のセンサやリミットスイッチが削減できる。さらに、フィードバックパルスを速度情報として取り込むことで、簡単な速度制御も可能である。
別売りの通信オプションユニットを装着することで、超高速通信EtherCATだけでなく、DeviceNetやCompoNetにも接続できる。アプリケーションに応じたネットワークが選択でき、設計の自由度が広がる。
シリアル通信RS―485を標準搭載し、Modbus―RTU通信が可能。同社のPLC「CP1E CPUユニット」や、プログラマブルターミナル「NBシリーズ」と組み合わせることで、ローコストな制御システムが構築できる。