明けましておめでとうございます。
日本電子機器輸入協会(JEPIA)は、1975年にハイテクの専門商社(エレクトロニクス専門商社)の団体として設立して38年になりますが、これもひとえに関係各位のご支援の賜と感謝申し上げます。
わが国はデフレから脱却できずに閉塞感が漂う中で、一昨年3月11日に東日本大震災が発生し、原発事故による節電対策と電気料金値上げ、さらに円高推移で産業界も活力が削がれつつあります。世界を見ますと、欧州金融危機、新興国の経済減速などわが国に影響を与える不安材料が噴出しております。同時に、各国の事情は異なるものの、グローバルなビジネスが加速し世界市場の連関性はますます強まる方向に進んでいます。
こうした中で新年を迎えましたが、今年は大震災復興と新たな市場創造による景気の回復を望みたいものです。
当協会会員のエレクトロニクス専門商社の役割も、単なる製品の輸出入・販売業務から、世界的な視野に立ち市場創造と付加価値向上のソリューション領域に踏み込んだビジネス展開へ変わりつつあります。
当協会は、これまで蓄積してきたグローバルネットワークを使って、会員が新しいビジネスに挑戦する機会の提供等に取り組み支援する事業を今後強化して参ります。
もはや“一般的な商社"ではないことを認識し、国際ビジネスのコーディネーターを目指します。
そのため、当協会は世界で技術開発にチャレンジしている企業と、日本のオープンイノベーションに関心のある企業とのビジネスマッチングのコーディネーターの役割を務めます。
とくに、アジア(ASEAN)地域の企業と連携を求める日本の企業へのパートナー探しのお手伝いを強化していきます。また、定期的に新しい商材を紹介する商談会を開催します。
これらの事業を展開することで、日本経済復活に貢献して参ります。
つきましては、引き続き皆様のさらなるご支援とご理解を賜り、会員のご協力をお願い申し上げます。