チノーは、山形県天童市の山形事業所に植物工場実証ハウスを建設したのに続き、約3億円を投資し太陽光発電を設置する。稼働は4月。全量を東北電力に売電する計画である。
山形事業所はセンサー生産の中核工場として敷地が3万9603平方メートルあり、その一部1万1560平方メートルに寒冷地、積雪対策を実施した太陽電池面積5370平方メートル、発電容量732kWの太陽光発電設備を設置する。4月から稼働し、年間総合電力量は77万5000kW。
同社は、土地の有効利用だけでなく、自前の発電設備を持つことで開発商品の実証試験を行うことも可能になり、新エネルギー関連の商品やシステム開発、メンテナンス関連のビジネス創出にも役立てたいとしている。
なお、山形事業所では太陽光利用の水耕栽培室と人工光利用の育苗室で構成の植物工場実証ハウスを建設、ハウス用センサー、環境監視システムの開発を進めている。