電気接触関連機器の大手メーカー、WashiON共立継器(長野県下諏訪町4684―1、TEL0266―27―8910、宮川昭二社長)は、新型移動展示車「WashiON号」が完成し巡回を開始した。最新製品約100機種を搭載し、東北地方を皮切りに全国の取引先を訪問する。
同社は主要な展示会に出展する一方、移動展示車で顧客を訪問し多くの関係者に製品をアピールしてきたが、昨年、会社設立50周年を迎え新ブランド名『WashiON』を制定したのを機に、今回、2代目の展示車「WashiON号」を製作した。
新型「WashiON号」は、機動力を発揮できるよう、移動図書館などで使用されている小型貨物サイズにしているが、新たに車両後部からスライド式の2面展示台を出す構造にするなど改良し、展示製品が1号車と比べ約2倍の100機種に拡大した。一部製品は実際の操作が可能。
鉄道用リレーやフォークリフトなどに利用されるDCコンタクタ、ビルや病院など重要施設向け常用/非常用電源切換器、データセンターなどに評価されている高速電源切換装置、高電圧回路に使用される高圧真空電源切換器などを新たに搭載している。
同社では「今まで以上に『見て、触って、感じられる』展示車にした。全国を走り回り、より多くのお客様に出会ってアイデアなどご意見もいただき製品開発につなげたい。東北地方から巡回を始めたが、早期震災復興のインフラ整備に貢献すること」を願っている。
展示製品は、直流電磁接触器(DC12V~750V、20A~600A)47機種を始め、瞬時励磁式電源切換開閉器(SSK―E、SSK―LE、SSK―LE形)、手動電源切換用装置(SSK―MO形)、高速電源切換装置(HTS―ER、HTS―SH形)、高圧真空電源切換器(VSK―C形)、単極高圧真空電磁接触器(VHS形)、電動車両関連機器(バッテリーゲージ、非常用開閉器、充電ステーション)、各種継電器・補助継電器、各種端子台・配線用機材。いずれも最新主力製品である。