アズビルは、azbilグループのアズビルセキュリティフライデーと開発したサイバー攻撃および、コンピュータウイルスなどのマルウェア感染を早期に検知する「VISUACT―V(ビジュアクト―V)」の日本国内向け販売を開始した。2013年度3億円、16年度10億円の売り上げを見込んでいる。
電力、ガス、水道、交通管制センターなどの重要インフラおよび、石油・化学プラントや各種工場などで稼働する制御システムはサイバーテロ対策に対し無防備な状態といわれている。
VISUACT―Vは、どんなネットワーク上でも、また稼働中のシステムにも簡単に設置でき、既知のマルウェアだけでなく、新種によるゼロデイ攻撃にも確実に気づき素早く通知することで、万一の攻撃や、感染時での対策指示にも早期発動ができ、事業継続計画(BCP)を支援する。
また、制御システム内に侵入したマルウェアを確保し、安全に取り出す機能も搭載しているため、未知のマルウェア研究、対策にも貢献する。