近畿電子部品卸商組合
近畿電子部品卸商組合(KEP、岡本弘理事長)は「新春賀詞交歓会」を大阪・中央区のホテル日航大阪で22日開催した=写真(4)。
冒頭、あいさつに立った岡本理事長は「昨年末に政権が代わり、年明けから政治主導が動き出し明るさが広がろうとしているが、われわれ電子情報産業には様々な課題が待ち受けている。国内の電子工業生産は減少傾向にあるが、アジアをはじめとする新興国はインフラの整備や所得層の増大を追い風とし、内需を中心に力強い経済成長を続けている。国内のIT・エレクトロニクス業界は、世界をリードする省エネ・創エネ・蓄エネ技術を駆使し、高付加価値製品の創出と活用を実現している。今後はエネルギー、医療・ヘルスケア、農業分野など、世界的に成長が見込める産業とITとの融合による新産業を創出することで、豊かな暮らしの実現や国際競争力の維持強化へ大きく貢献できるだろう。電子産業界もスマート化と新産業の創出に向け、大きく貢献できるものと信じている。当組合は今年で設立50周年を迎えるが、記念事業として海外視察ミッションなどを計画しており、組合活動のさらなる活性化と充実を図っていきたい」と述べた。