日本配電制御システム工業会関西支部、関西配電盤工業協同組合
日本配電制御システム工業会関西支部(寺田哲也支部長)と関西配電盤工業協同組合(寺田哲也理事長)は「合同新春賀詞交歓会」を、大阪市の太閤園で、11日開催した=写真(3)。
冒頭、あいさつに立った寺田哲也支部長・理事長は「今年は需要をしっかりととらえ、丹羽会長のもと次の3つの委員会設立を検討していく」として、(1)メガソーラーシステムの莫大な設備投資に備え、接続箱やパワコンなどの機器を的確にメンテナンスするため、同システムのメンテナンス事業委員会(2)マイクログリッドなど狭い地域における電力の自給自足などについて検討する分散型電源の課題を協議する委員会(3)需要が高まる直流回路の安全性規格制定などの検討委員会を挙げ、さらに「これらは当会にとっては新しい分野への挑戦となるが、われわれが得意とする分野であり、こうした分野に活路を見出し業界のパイを広げていきたい」と述べ
た。
続いて、日本配電制御システム工業会の丹羽一郎会長が「今から108年前の巳年(1905年)は、日露戦争で日本海軍がロシアのバルチック艦隊を撃破した年だが、当時の日本の産業といえば農業くらいしかなかった。
以後100数年の間に工業化が進み、現在の日本が存在しているが、100年前からものづくりのDNAが日本人に脈々と受け継がれており、日本人の最大の発明はこうした『ものづくりの心』ではないだろうか。当工業会もこのDNAをしっかりと受け継ぎ、業界、ひいては日本経済の発展に貢献していきたい」とあいさつした。