当社が今後さらに大きく飛躍するためには、次の成長の種を見つけ育てていくことが必要であり、そのためにもまずは、昨年から行っている事業の棚卸を確実に推進しなければならないと考えている。「足元をしっかり見つめる」をテーマに、営業本部単位で現状を正確につかみ、課題解決に向けて愚直にやりきることを優先して進めていきたい。また、一昨年4月にスタートした第7次中期経営計画に基づいて、自動車業界への依存体質からの脱却を図るため、環境、新エネルギー、コストダウン関連などの新商材、新領域の開拓に取り組んでいく。
12年は中国との尖閣諸島問題あたりから、厳しい状況が続いていたが、年末に政権交代で安倍内閣が発足、明るい兆しが少しずつ見えてきた。
様々な施策により、物が売れてカネが動くようになれば、景気も回復するだろう。13年3月期の売り上げもほぼ計画通りとなりそうだ。
海外は中国の天津、上海、広州に現地法人などの拠点があり、日本から7人の社員が駐在して、顧客の日系メーカーに対するサービス、現地メーカーからの部品調達などを行っている。タイの拠点も自動車関連など日系メーカーの伸長に合わせて、好調に売り上げを伸ばしている。
東南アジアなどその他の国への事務所設置も検討はしているが、とりあえずタイと中国の足固めを進めていく。
今後も幅広い顧客ニーズをしっかりつかみながら、市場環境の変化に応じた新商材、新領域の開拓に邁進し、第7次中期経営計画の実現を目指していきたい。