鳥居電業 継続した教育で技術向上

次への成長に向けてスタートした中期3カ年計画初年度の今期売り上げは、前期比10%ぐらい減少しそうであるが、1月から受注が上がってきており、3月までの残り期間の状況によっては上振れも期待できる。今年も中期計画を基本に、継続した取り組みで臨む。

現在、売り上げの約33%を占める医療・医薬、ヘルスケア関連と、電池、スマートメータなどのエネルギー関連の2つを今後の期待分野にして、売り上げの拡大を進めていきたい。

また、顧客の海外移転に対応した中国・上海の販売拠点も軌道に乗ってきているが、今後はタイ、インドネシアなどのアセアン市場をターゲットにした販売拠点の開設も検討していく。

一方、扱い商品の充実に向けて海外製品の販売も行っていく予定で、今月、米・ハネウェル社のセンサ&コントロール製品で販売契約を締結した。圧力、温度、磁気、超音波、電流等のセンサが各種そろっており、顧客ニーズに対応したセンサを提供できるものと期待をしている。さらに、台湾の電源なども扱いを始めている。

FA商社として、なんといっても重要なのは「人」であり、社員個々のスキルアップに向けた複合的な教育を長期的な観点で今後も継続して進めていく。すでに空圧機器の国家検定有資格者で、メーカーの資格試験にさらに6人が合格し、12人に倍増する予定である。

こうした地道な社員教育を通じて、顧客の現場に精通した特徴ある営業を今年も展開していきたい。

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