今年は中期5カ年計画の3年目にあたり、新規商材の開拓、グローバル戦略などに注力、下期には景気も上向くと期待しており、2014年2月期は売上高で5%の伸びを見込んでいる。当社の取り扱い事業分野では、自動車・厨房民生機器は堅調、工作機械は低調と見ている。
今年の方針としては、(1)新人事制度により目標管理を徹底し商社機能の明確化(2)国内における環境・イノベーションの新規アイテム、新ビジネスへの挑戦(3)チャイナプラス1としてグローバル化に対応、海外比率を高める(4)社内外から信頼されるよう管理部門の効率化を追求(5)スキルを磨くことによる人材育成の充実―を掲げている。
新規環境ビジネスの中には、蓄電池、燃料電池などが含まれるが、これらの部材関連を手掛けたい。ハイブリッド車関連の商材にも力を入れる。
海外は中国・上海の子会社が昨年黒字転換したが、チャイナリスクもあるので、親会社の岡谷鋼機の拠点があるタイ、インドネシアに注目している。日本からの出張なども含め、拠点を活用していく。中国からは輸入製品の品種を増やしており、これらも含めて海外比率を売り上げの20%まで高めたい。
中国・上海には昨年より、若手社員1人を1年間派遣している。将来に向けて現地で部品調達、価格交渉などが出来る語学力を付けることを目的としている。
また、システム改善、売り上げ改善、新商品などの提案をした部署、個人を表彰する報奨制度も実施し、今年3月に表彰式も行う予定だ。