オリエンタルモーター(東京都台東区東上野4―8―1、TEL0120―925―410、倉石芳雄社長)は、インダクションモーターで中国エネルギー効率規格(GB25958―2010)の最高レベル1級に適合し、さらに省エネルギー製品認証制度の認証を世界で初めて取得した。22日から中国で販売を開始する。
地球温暖化対策で、消費電力量の多くを占めるモーターの高効率法規制化が世界各国で行われつつある。規制は三相誘導電動機など大型モーターから小型モーターへと範囲が広がってきている。
中国では2011年7月から小型モーターへも規制をかける「小電力モーターのエネルギー効率限定値およびエネルギー効率等級」(GB25958―2010)が施行され、中国国内で製造・販売される単体および装置などに組み込まれたモーターは規格に適合する必要がある。
同社は、インダクションモーターで規格の最も高い1級に適合した。合わせて中国省エネルギー製品認証制度の認証を、中国内外含め第一号で取得した。
中国規格適合の中国電圧対応インダクションモーターは、モーターを最適化設計することにより、同社従来品比でモーター効率が最大4%アップ、消費電力は約11%削減、さらに温度上昇を最大8℃低減させた高効率モーター。ラインアップは6W、15W、25W、40W、60W、90Wの6機種。なお、6Wは規格および認証制度対象外である。