コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、TEL0120―005―409、井上誠社長)は、画像ベースで読み取りをするバーコードリーダ「DataMan50L」を6日から発売した。
新製品は、外形サイズが23・5×27・0×43・5ミリと超小型ながら、IP65(耐塵・防水)に準拠した頑強な筐体と、優れた読み取り性能を兼備した高性能リーダ。コンパクトなため、取り付け場所を選ばず、機械の間の狭いスペースでも簡単に設置可能なほか、既存の設備にも簡単に取り付けができる。
また、同社独自開発の画像解析テクノロジー「Hotbars」を搭載しており、反射の強い表面や変形する素材に印刷されたバーコード、損傷を受けているバーコードをはじめ、ぼやけ、傷、低コントラスト等、レーザースキャナでは困難な一次元バーコードでも業界最高の読み取り率を実現できる。
しかも、バーコードの状態を視覚的に確認してそのままモニタでライブ表示しながら画像を保存することも可能で、読み取り不能時には原因を分析し、即座に工程にフィードバックするといったこともできる。
さらにレーザー式スキャナとは異なり、可動部のない構造は摩耗して交換が必要となる部品がないため製品寿命も長く、部品交換による手間と経費の節減が図れる。
そのほか、焦点距離の調整が可能なレンズと内蔵型の照準機能を装備しており、バーコードまでの設置距離が異なる場合でもセットアップが簡単で、複雑なパラメータ設定も不要で立ち上げ工数を大幅削減できる。