【名古屋】明治電機工業(林正弘社長)は、中国の100%出資子会社の明治電機商業(上海)の支店として、天津市に天津分公司を4月1日に開設する。現地合弁会社、明治進和(天津)機電工程で従来から行っていた制御、計測機器などの販売業務を新支店に移管する。
明治進和(天津)機電工程は、2006年に明治電機工業と進和(東京都板橋区)が合弁で設立、中国華北地区における制御、産業、計測機器などの販売、保守メンテナンスサービスを、日系製造業各社に行ってきた。
しかし、合弁会社では様々な意思決定に時間がかかり、取引先各社の高度なニーズに応えるには、明治電機グループが独自で内外一体となったきめ細かい迅速な事業を展開する必要があるとの判断から、100%出資子会社に業務を移管することにした。
明治進和(天津)機電工程は、今年9月を目処に清算手続きを進める予定で、それまでに同社の業務は、天津分公司と進和の子会社、進和(天津)国際貿易に移管し、明治電機と進和の合弁事業は解消になる。