三菱電機は、ビルや工場の設備ごとのエネルギー使用量を収集する計測ユニットの新製品として、液晶ディスプレイを内蔵した「EMU4シリーズEcoMonitorLight(エコモニターライト)」を3月1日から発売する。標準価格は2万2000円(経済品)と3万5000円(高機能品)。2013年度6500台の販売を予定。
新製品は、エネルギー計測ユニット1台で、設備ごとの電力量、電流、電圧、力率、無効電力量などのエネルギー使用量の計測と計測値を内蔵の液晶ディスプレイに表示できる。
また、パソコンと接続することで、最大31台の計測データの収集・現在値表示・帳票出力や、計測端末の設定などのネットワーク化にも対応している。
通信機能はRS―485(MODBUS
RTU)方式を搭載することで汎用サーバとの接続が可能となっており、エネルギー管理の省力化や原単位削減による生産性向上にもつながる。
さらに、製造現場のプログラマブル表示器と直接接続して、サンプル表示画面を利用した簡単計測・設定もできる。
オプションとして、ロギングユニットで電力量・電流・電圧などの計測データをSDカードに保存して、現場以外の場所への持ち運びや、同社の配電制御機器用B/NET伝送システムおよび、CC―Link通信ユニットで、同社の省エネデータ収集サーバEcoServerIIIやシーケンサとの接続も可能になっている。
なお、高機能品には生産数量パルス、流量(水、ガス、エアー)パルスのカウント機能、電流・電圧などの上限/下限警報監視機能などが内蔵されている。