富士電機機器制御は、オートブレーカ(配線用遮断器)・漏電遮断器として「G―Twin
Λ(ラムダ)シリーズ」を7日から発売した。
新製品は、既発売のG―Twinシリーズのコンセプトを継承しながら機械装置・制御盤の小型化ニーズに対応して32AF~63AFで横幅が3極品で75ミリから54ミリに28%薄くなっており、機器内スペース削減に寄与する。
また、独自のアーク遮断技術により、遮断容量も200Vの低遮断容量品で5・0kAから7・5kAに、高遮断容量品で10kAから15kAと1・5倍高くなっており、さらに安全が向上した。いずれも回路設計や材料の見直しで実現したもの。
さらに、小型化しながらも従来機種と同等の付属装置(補助スイッチ、警報スイッチなど)を内蔵しており、制御盤設計に配慮した構造となっている。
端子カバーも本体へ未着取り付けができ、取り外しも工具なしで容易にできる。安全規格は世界JIS、IEC、ULなどに標準で対応しており、CCも今年4月に取得予定。
価格はG―Twinシリーズと同等。3年後の2015年度にΛシリーズで10億円の売り上げを計画している。
外形サイズは2極(単相)で36W×100H×68Pミリ、3極(3相)で54×100×68ミリ。
同社は配線用遮断器・漏電遮断器として、01年に「α―Twinシリーズ」、07年に「G―Twinシリーズ」を発売して、小型化・モジュール化や、国内外規格に適合するマルチスタンダード品を市場に投入してきた。
Λシリーズでは小型化ニーズの高い日系メーカーを中心に、国内外で販売を展開していく。