接続機器大手の東洋技研(長野県岡谷市長地権現町4―8―7、TEL0266―27―2012、花岡孝社長)は、34極・40極ネジアップ式コネクタ端子台「PCA7シリーズ」(標準タイプ)と同PLC対応「PCA7―TB」、同コモンタイプ「PCA7―COM」各シリーズを一挙に発売した。小型化するPLCやSBCに対応し、さらに横幅寸法を小さくした。
ネジアップ式コネクタ端子台PCA7シリーズは、横幅寸法が34極で124ミリ、40極で145ミリとともに好評のPCN7シリーズに比べ4ミリ小さくなり、制御盤の小型化、トータルコスト低減に貢献できる。
また、記名板や記名シールにも工夫を凝らし配線作業の効率化を図っている。記名板はキーポイント毎に配色を変えカラーを採り入れている。+ドライバーでカバーから抜き取ることができ、しかも記名板カバーは簡易ロック機能付きである。記名シールは端子中央部分に記名板表記と連動した配置になっているためより分かり易く、端子台上段側にキーポイント毎に凸があり、作業がはかどる構造となっている。
端子台は、ネジを外すことなく丸形・Y形圧着端子を接続でき、しかも圧着端子は2枚取り付けできる。使用する圧着端子により上下段どちらかでも配線作業が可能である。ネジの脱落や紛失の心配もない。
レール取り付けロック機構も備えており、止め金具なしでも固定でき、ロックボタンを押しながら左右に移動可能である。
なお、PLC対応PCA7―TBは三菱電機、オムロン、キーエンス製対応。コモンタイプPCA7―COMは上段プラスCOM/下段マイナスCOM、全極マイナスCOM、全極プラスCOMを用意。